4月の始めの日。
関東は雨の朝です。
今年は桜が遅いのですが、
こんな時期の雨降りには、
ついアンニュイな気分になってしまいます。
で、こんな朝にぴったりな曲を聴いております。
何故、起業家のお金と人間関係のコンサルなのに、
夫婦のことを書くのか?
*******
ティーンエージャーの私には、
(ちなみにリリース当時ではありませんよ;;)
「立ち直れない草食系男子の失恋ソング」
的な感覚だったのですが、
書かれた歌詞では無いのだと最近知りました。
原文を読めないので、
訳した人達のネット情報なのですが、
エリック・スチュワートさんは、
当時、すでに結婚8年目だったそうですが、
「I’m not in love」 は夫婦の会話と、
夫婦間の「I love you」の、
別の意味を模索して出てきた言葉だった…( ゚Д゚)
英語だと、愛も愛情も恋愛も、
すべてLoveになってしまうから、
ニュアンス的に、
エリック・スチュアートさんの
イメージした意味と同じになるかわかりませんが、
確かにラブラブ期を過ぎた夫婦は、
恋愛、という意味においては、
I’m not in love かも知れません。
*******
(以下、インタビュー記事。)
エリック・スチワートは語る。
「当時妻と結婚して8年程経っていたんだ。
そして妻が私に、
何故もっと“愛してる” って言ってくれないの?
と言い始めたんだ。
I’m not in loveの
突拍子もない歌詞のアイデアは、
この時の会話がヒントになっているだが、
いずれにしても彼女との会話が
ずっと頭から離れなかったんだよ。
そして妻に、
いつも“愛してる”って言い続けて、日常の挨拶のようになってしまったら、
無意味なものになってしまうだろう、
って答えたんだ。
そこで自分としては、他の言い回しで
この問題への回答をしようと思い、
それに一番近い感じの言葉が
「I’m not in love」だったんだ。
曲中に巧妙に逆説的な意味を織りまぜて、
何故、私が妻と長い間、
夫婦関係であり続けているのかを
言いたかったんだ。
*******
この逆説的な発想は非常に功を奏し、
エリックと彼女は、
40年以上もの夫婦関係を続けているそうです。
歌詞の中には、いかにもイギリス人らしい、
ちょっと皮肉交じりな感じもあるのかもですが、
恋愛中が正攻法で「I love you」であるならば、
長い結婚生活は、
「I’m not in love」なのかも知れませんね。
いつも“愛してる”って言い続けて、日常の挨拶のようになってしまったら、
無意味なものになってしまうだろう、
って答えたんだ。
…深いですね(*^^*)
*******
…欧米の人は日本人に比べて、
共感力が乏しく、
個人主義で、個々人の主張が激しいので、
なんでも言葉に出して、それで確かめる。
日本人からしてみれば、
大げさな行為(ハグやキス)をし続けることも、
そうしないとわからない。
阿吽の呼吸で理解し合う、
なんてあまりできないのかな…と思います。
だから長いあいだ、夫婦でいると、
「I love you」もご挨拶のようなものに
なるのかもですが、
エリックさんの感性や感覚として、
それは違っていたのでしょうし、
それは自分の気持ちとは違うんだよ、
と、ちゃんと妻に言えているところが、
夫婦が40年以上も続く、
秘訣なのかも知れませんね…。
日本人は配偶者に
「愛してる」なんて滅多に言わないかな?
「ウチは言ってる~」って、
それは大抵、3年未満の新婚さんでは?(笑)
結婚8年目以降で言いあっているご夫婦は、
あまりいないだろうと思います。
そもそも「愛してる」は、確か、
明治維新以降に、
福沢諭吉先生が訳して出来た言葉。
日本人にはどこか違和感があるようにも思うのです。
「愛おしい」が愛の本来の使い方だったから。
*******
「I love you」でも
「I’m not in love」でも
要はそれでいいのです。
結婚をして、それを維持したい人が
心から欲しいのは、
このことではありませんか?
結婚という形態でなくとも、
人が欲しいものは最終的に、
愛し、愛される状態。
特に会社経営者、
自営業者、
起業家の場合、
そういう関係を長年、作れている人が、
実は一番、仕事もお金も人間関係も、
すべてうまく行っているのです。
*******
最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。
人気ブログランキングへ
—–
コメント