トラウマの作り方~ネギと父親とトラウマ。

潜在意識から『現実』と『人生』を変える。

起業家の、お金と人間関係

書き換えコンサルタント

江藤恭子です。

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前回は、

未解決の問題や、

いまの自分にとっての問題から、

過去の問題やトラウマを癒すと、

まったく関係のなさそうなことまで、

何故か上手く行く、

ということを書きました。

潜在意識の中身は、

覗くことが出来ないので、

あくまでもそうなる理由は、

仮説を立てるしかないのですが、

ひとつ、

幼少期のトラウマや問題、パターンが、

どんな風にできるかを、

ご説明します。

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ネギが大嫌い!

頑張っても食べられない人がいます。

ネギが嫌いなのは、

始めてネギを食べた時、

その匂いや香りが

「嫌いだったから」

なのですが、

そう感じてしまう、その原因は、

実は、その人のお父さんでした。

お父さんも、ネギ類の嫌いな人でした。

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そのお父さん、

ネギ類を食べる時は、

子供の手前、

我慢して食べていたのですが、

それでもお父さんは、

ネギ類が嫌いだということは、

お母さんが、お父さんのネギ類を、

いつも少な目に出すことから、

子供心ながらに、

良くわかっていました。

父ですらが、

避ける禁忌な野菜、だったわけです。

つまり「あれはヤバい!」

と無意識のうちに、

刷り込まれていたのですね。

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さてこのお父さん、

継母と継父から、

虐待されて育った人だったので、

自分の子供は可愛いのですが、

可愛がったり大切にしたりが、

可哀想なことに出来ない人でした。

むやみに厳しかったので、

ネギ嫌いの子供は、

お父さんも苦手でした。

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そうして、そのネギ嫌いの子供は、

乗り物酔いしやすい子供だったのですが、

とても理不尽なことに、

家族旅行での移動中、

その子が乗り物酔いをすると、

あらかじめ、

乗り物酔いの薬も与えられず、

調子の悪くなったその子を、

ただただそのお父さんは、

叱り飛ばしたそうです。

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「せっかく、家族旅行に行くのに、

お前の態度は何事か」と。

…こういうことがあると、

子供はすべてを

「自分が悪い」と思いこみます。

特に、受胎期から6歳までは、そうです。

ですからそのネギ嫌いの子供は、

どんなに気分が悪くても、

何も言わず、真っ青な顔をして、

我慢するしかなかったそうです。

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そうして、その子が小学校の遠足の時、

やはりバスに乗って、気分が悪くなりました。

それを察知した先生が、

バスからその子を降ろして、

休ませたのだそうですが、

そこで遂に、我慢しきれなくなり、

胃の中が空になった後、

周囲を見回してみると、

そこには、一面の、

ネギ畑が広がっていたそうです…。

image

嗚呼、深谷のネギ~~~!!!

はい、もう決定です。

辛い我慢と、不愉快な体の反応、

父親からの理不尽な抑圧、

バスを止めてしまった恐怖…。

その子はどうやっても治らない、

ネギ嫌悪症になってしまい、

父親が何を言おうと、

殴られようと、

一切ネギ類を食べなくなった。

そうして、お父さんは、

恐怖の対象となり、

お父さんと同じように、

大きな声で、

ネガティブなことを言う人がいると、

すべて自分が、

叱られているように感じてしまい、

たとえそれが、その子供への、

愛のある注意であるとしても

そういう人から逃げるようになり、

その人の話も聞けない子供となりました。

逆に、機嫌よく話す人のことならば、

自分を騙す人であっても、

優しそうだと話を聞いてしまうのです。

結果、自分自身に甘い、

本質的なことからは逃げる子供、

そうして大人になってしまいました。

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お父さんには、出来る限り、

とことん近寄らない子供となり、

そうして、高校を卒業したら、

そのネギ嫌いの子供は、

家を飛び出して、

滅多に実家に帰らない、

そんな子供となったそうです。

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…というように、

トラウマは、精神的なことだけでなく、

身体の反応や、

その時見た物、観た景色、居た人など、

環境も含めて、トラウマのトリガー(引き金)

になっていることが、

ままあるのです。

このネギ嫌いの元子供の場合は、

ネギは理不尽な父親の象徴であり、

乗り物酔いという、最悪な気分の悪さ、

遠足のバスを止めてしまった、

バツの悪さ、恥ずかしい過去の象徴でもあり、

ヤバく不味いものの象徴なのです。

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別にネギが食べられなくてもいいと思います。

個性の一つとして、最近の小学校でも、

食べられないものは、

残して良いそうですから。

問題は、それ以上に、

食べ物の好き嫌い以上に、

刷り込まれてしまった、

その人のネガティブなパターンです。

「自分は、窮地に追い込まれても、

親も誰も助けてくれない。」

「自分の不調のせいで、

人に迷惑をかけてしまう、

自分は悪い子だ」

などなど、多くのネガティブな、

セルフイメージの低さを、

潜在意識の深い部分に、

インプットしてしまっていて、

創り出してしまっているのです。

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しかも本人は、

そのパターンも知らなければ、

自分がどうしてそうなったのかも、

なかなか知ることが無いのです。

人は、こんな風に、

自分の人生で選ぶ基準を、

知らず知らずのうちに決めて、

その通りに生きてゆきます。

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最後まで読んでくださって、

ありがとうございます。

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