プリン忌

プリン忌…ぷりんき
 
プリンは食べると太るから、
食べるのをやめましょう、
という意味ではありません。(笑)
また風が吹いても痛いという、
痛風の原因と言われている、
プリン体のことでもありません…。
 
…ぷりんは…プリン。
いわゆるカスタードプディングのことです。
 
…久々に上手く作れた自作プリン~。
前回はカラメルがゆるく、
茶色いプリンが出来たのでした。
 
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小学生になっても、
高熱を出すとひきつけを起こすような子供だった私。
 
熱が高くて食欲の無くなった私に、母は、
 
「何が食べたい?」と聞いてくれました。
 
普段は家業が忙しすぎて、
こんな素敵なことを言ってくれるのは、
病気の時くらいです。
 
もう何を食べても、
味も風味も判らないほどの身体の状態でしたが、
 
私がねだるのはいつも、
母の手作りの「プリン」でした。
 
だって、そんな時でなければ、
なかなか作ってもらえなかったからです。
 
もうすぐその母の命日ですので、
いろんな想いを込めて、
「プリン忌」なのです。
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ビジネスを現実に変えることとも、
人生を良くすることとも、
全然プリンって食べ物は関係ないやん!
 
と言われたら…
そうでもないんでやんすよとお答えします。
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プリンという優しい母の思い出と、
美味しい食べ物で引っ掛かる、
私の心の棘は、
 
心の中の、未完了なネガティブな記憶と感情。

現実で、人生が上手く行くことを、
残念ながら確実に妨げています。

 
ビジネスでもプライベートでも、
それは関係ないのです。
 
心の中、潜在意識の中が『快』であればあるほど、
人生は上手く行くのですから、
 
ですからプリンは、
 
私には「ここ掘れワンワン!」な
心の地図に建った旗のようなものです。
 
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私が幼い頃、実家には当時、
両親の新婚当時より、
住み込みの従業員が複数居て、
 
昼のお弁当も含め、
その全員の世話をし、
子供3人の世話もし、
 
家事など一切手伝わない、
昭和の超亭主関白な夫と自営業…。
 
しかも家業を倒産したと、
自分の従業員込みで!(爆)
 
我が家に転がり込んできた、
父の兄である伯父と、
その従業員までいて。
 
母は、自己犠牲の塊のような
生活をしていました。
 
この自己犠牲精神、
家系による影響が滅茶苦茶大きい。

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本人が手放し切れない場合、
子を含む子孫が受け継ぎます。
子孫の誰かが手放さない限り、
同じように子孫は、
自己犠牲をする傾向があります。
 
これはどんな家系にも言えることです。
 
7~8代前のあいだに居る人の影響を、
多くの子孫が影響を受けています。
家系の因果はどういう訳か、
グルグルと子々孫々のあいだで、
持ち廻られるのです。
 
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…そんな大変な中でも、
蒸し器で作ってくれた、
カラメルもちゃんと手作りの、
カスタードプリン。
 
「何で今年、こんなにプリンが作りたいんだろう?」
「低糖質ダイエッター、完全に沈没か?」
 
と思っていたら、もうすぐ母の命日…。
 
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いままでも散々向き合ってきたことで、
かなり大きく手放してきたのですが、
 
母が負っていた自己犠牲も、
もういい加減、私の中で手放したい、ゼロにしたい。
 
と同時に、11年前の今頃、
京都市内の病院で、母を失ってゆくことを、
どうしても受け入れられなかった、
まだ残っている悲しみも、
その他のネガティブな感覚・感情も、
 
きちんと手放したい。
 
「カラメルが上手く作れないなぁ…」とか、
「蒸し過ぎて巣が入ってしまった…」
 
(この前に作ったプリンは、
ゆるいカラメルとプリン液が、
混ざってしまい美味しかったが失敗)
 
なんて頭で思いながら、気持ちは、
 
「もっと自分自身をクリアにしたい!」
 
…別に家系の問題だからって、
ご先祖さまを背負う訳ではありません。
 
それでもメンタル面なんて重視しない先祖のお蔭で…;;
っつー本音も有ったりしますが、
 
「両親が生まれた頃、
71年前はアメリカと戦争してたんだもんなぁ、
生きるのに精いっぱいだし、仕方ないなぁ」
とか、いろいろ思いつつ。
 
よって。
 
今年より母の命日を
「プリン忌」と勝手に命名し、
とことん、自分自身と先祖の因果をクリアにする~!
 
と決意。
プリン食べながらね(^▽^;)
 
…余談ですが、手作りカラメルのプリンは、
2日目くらいで溶け始めるので、
作ってから2日目くらいが美味しいです。
 

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最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。

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